無理しないハースストーン

無理せずハースストーンをやったらどこまで行けるのかやってみる。

ステップ2 : デッキを組もう

(※本記事は、自分がデッキを組む際にやったことを記した回顧録です。2016年6月には通用したけど、今は通用しないのでご注意ください)

 

さて、ある程度金を使ったら、今まで相手が使っているのを恨めしく見ているしかなかった、あんなカードやこんなカードを手に入れたことだろう。

次にやるのは、デッキを組むことだ。

 

まず手持ちのカードで組めそうなデッキを考えてみる。レジェンダリーもかなり揃っているはずなので、特定のレジェンダリーカードが必要なデッキをまず考えてみよう。

エドウィン・ヴァンクリーフ】があるなら、ミラクルローグを作ってみよう。【希望の終焉ヨグ=サロン】があるなら、トークンドルイドを作ろうか。【ジャスティサー・トゥルーハート】が出たら、コントロール。プリーストかウォリアーだけど、今ならウォリアーかしら。などなど。

ここで重要なのは、とにかく「いま強い」デッキを選択することだ。理由は強いから。強いデッキを選ぶことで、確実に勝率は上がる。

 

俺はスタンダード以降、こんな流れでデッキを選んだ。

まず【双皇帝ヴェク・ロア】をクラフトして、クトゥーンドルイドを組んだ。やはり最初はクトゥーンが強そうだったからだ。

しかしちょっと分が悪くなってきたので、アグロシャーマンとzooをスタンダードに対応させたデッキを作った。この時、思い切って【串刺しのゴーモック】をクラフトしている。スタンダード前は【ゴーモック】なしだったのだが、1枚の強力なカードで勝てることもあると思ったので入れた。

その後、パックから【炎の王ラグナロス】が出たことで、一念発起してテンポウォリアーを組むことになる。【ヴァリアン・リン】と【グロマッシュ・ヘルスクリーム】はクラフトだ。

 【テンポウォリアー その1】

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 で、ここで気づいた。テンポウォリアー強い、って。

何がいいかって、まずそんなに悩まなくていいところがいい。テンポデッキはテンポ良くカードを使い、盤面を取っていくデッキだ。相手のミニオンを除去しつつこちらのミニオンを残すことが勝利につながるため、考えることが少なくて済む。

基本は「除去しつつこちらの盤面を最大化する」ことだけ。しかもフィニッシャーとなるミニオンが複数いるので、テンポ良く対処するだけでなぜか勝っていたりする。

 

たとえばアグロシャーマンやzooの場合、ある時点で負けが濃厚になったらひっくり返すのは難しい。相手のライフを減らせないままこちらの【炎まとう無貌のもの】を倒されたり、ドゥームハンマーを装備した瞬間に【ヴェク・ロア】を使われたり、仕方なく呪文をミニオンの除去に使わなければいけなかったり。

しかし、テンポウォリアーは最後まで可能性がある。劣勢の時に【マルコロク】からドンピシャな武器が出て勝てることがある。もしくは【ヴァリアン・リン】から【ラグナロス】や【グロマッシュ】が出てあっさり勝てたりする。優秀なレジェンドがあるため、終盤の質がとてもいい。

そのことに気づいたのが5月末。で、6月はこれで行ってみようと思ったのである。

 

その後、ランク5になるくらいまでテンポウォリアーはとんとん拍子で勝ち進んだ。だが、決定的に分が悪い相手がいた。【荒野の呼び声】で中盤が圧倒的に強くなった、ミッドレンジハンターだ。他のデッキに比べて極端に勝率が悪かったので、当時はハンターと当たるだけで気持ちが負けていた。

テンポウォリアーが中盤まで武器や呪文でしのいでも、【荒野の呼び声】でライフを削られてやられてしまう。かと言ってハンター側のミニオンを残しておくと、【猟犬使い】で強化されて厳しくなる。そもそも「断末魔で獣が湧きだす獣」が4枚も入っているので、きっちり処理するので手一杯である。

 

どうすりゃいいんだ…。

俺は正解を求めてネットをさまよった。そしたらすぐに【シルヴァナス・ウィンドランナー】が入ったレシピを見つけたのだ。

最初はなんで入ってるのかわからなかった。しかし、考えてみたらこれがミッドレンジハンターに、というより【荒野の呼び声】の対策になるじゃないか。

相手の盤面に他にミニオンがなく、こちらに【シルヴァナス】がいる状態で【荒野の呼び声】を使うと、こうなる。

【5/2 突撃】【2/4】【5/4 挑発】

  【5/5 シルヴァナス】

 この場面、ハンターが突撃でフェイスを殴っても、次のターンこちらが【シルヴァナス】と挑発を相打ちさせることにより【4/2 突撃】か【2/4】のどちらかが手に入る。

突撃ならそのまま相打ちできるし、最悪でも【2/4】が手に入り相手の盤面に【4/2】。ウォリアーは2点なら出しやすいので、何らかの手段で【4/2】を処理すればこちらは【2/4】を生かすことができる。

突撃がフェイスではなく【シルヴァナス】に来た場合が一番弱いが、それでもフェイスにノーダメージで1体ずつ分け合う形になる。悪くないだろう。

つまり、ハンターの8マナ直前に【シルヴァナス】を出せれば、相手はまず【シルヴァナス】を処理しなければいけなくなる。抑止力として最適である。

(ただし、相手が【必殺の一矢】を残していそうな場合は、【シルヴァナス】以外のミニオンを残しておくなど工夫が必要である。そう言った場面ごとの修正は、やりながら気づいていく必要がある)

 

というわけで、【シルヴァナス】を入れて調整した後のデッキが下のものだ。

 【テンポウォリアー その2】

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 【ケーアン・ブラッドフーフ】は、【シルヴァナス】を引けなかった時の保険で入れた。【4/5】というサイズは【荒野】で出た【5/4 挑発】を倒せるし、その後断末魔で同じサイズが残るのもいい。

また実際に使ってみると、【シルヴァナス】は【クトゥーン】の抑止力にもなることに気づいた。相手の盤面にミニオンがなく、【クトゥーン】で逆転したいと相手が思っているであろう場面、【シルヴァナス】を出しておけば【クトゥーン】は出せなくなる。

これまで【シルヴァナス】のうまい使い方がわからずに何となく使っていたのだが、相手が出されると困る場面をしっかり把握することで、とても有効な手段になると初めて気づいた。これも、やってみなければわからなかったことである。

 

で、こうして6月のデッキは固まったのであった。

 

冒頭にも書いたけれど、ここに書いた内容は6月のことなのでもう古くなっている。今はミッドレンジハンターよりも注意しなければいけないデッキがあるし、テンポウォリアー側が有利だとされていたデッキでも、対抗策やプレイングの向上により勝率が悪くなっている。

だからこれはこれとして、デッキをどうするかは常に考えていかなければならないことなのだ。本記事はその道筋、やり方のサンプルとしてここに載せるものである。

 

次回は、我々にとってとてもとてもとても重要な、限られた時間でのプレイ方法について書く予定。