無理しないハースストーン

無理しないハースストーン

ハースストーンやらなくなったなー

しばらく休む(その前にハースストーンの未来について)

 

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忙しいのでしばらくブログ更新休止することにした(2回目)。まあ去年の後半から休んでるようなものなので、あまり変わらないけど。

 

新年のスタンダードとか環境が変わる時には何かしら書くかなー、って感じのテンションで休止します。

 

 

で、そろそろ環境が変わる春がが近づいているね(もう4回目!)。このタイミングで、ハースストーンのカード入れ替えと、健全な運営について思うところがあるので書いておきたい。

まず遡って、3年前。

スタンダードの導入意図は明らかに「今後来るコスト増大への対策の最初の一手」だったはずだ。

デジタルゲームの特性上、カードプールが肥大化するとデバッグコストが増大するため、ある程度の入れ替えはやむを得ない。

100枚の環境でのデバッグと200枚の環境でのデバッグは、単純にコスト倍増では済まないはずだ。なぜならカードゲームは「カード同士のシナジー」が重要な要素なので、カードが増えるほど「組み合わせのデバッグ」にコストを裂かなければいけない。

カード数が2倍になれば、単純に2倍ではなく4倍5倍とコストが膨れ上がることもあるだろう。もちろん、ある程度まとめてデバッグできるようにうまいことカード設計をしたり、デバッグもシステム化されているだろうから、めちゃくちゃ増えることはないかもしれない。けど、それでも2倍は上回るはず。

そしてそれは開発陣もリリース当初からわかっていたはず。だからあるタイミングでスタンダードを導入した。 

 
導入に当たっては、1年の内にかかるコストを「ちゃんとコントロールできる」ように設計したはずだ。チームの人員が x人で、カードは1年に3セット400枚程度。開発とデバッグ、もろもろのコストが適正であることをちゃんと設計した上で、スタンダードを開始した。

おそらくそこまではOK。何の問題もない。

 

問題はワイルドフォーマットだ。
これまでに出た全てのカードが使えるということは、カードが増えるごとに「そもそも正しく動くのか」を確かめるのさえ困難になっていく。

結果、チームの人件費も増える一方=できる限り集金したい。

そんな思惑は、歓迎バンドル再販や旧セットのまとめ売りなどから感じ取ることができる。比較的コストの低い「ヒーロースキン」付きバンドルも然り。

 

そう考えると、問題はシンプルであるとも言える。

ワイルドフォーマットを整理し、そこにかかるコストを「算定可能かつ無期限に増大しないようなサイズに定量化すること」だと思う。

そうしないと、余計なコスト増大の結果、スタンダードの魅力も失われてしまう事態になりかねない。それは開発陣も、またプレイヤーも望んでいないことだ。

現在のワイルドのカードプールを「質を維持したまま増やすこと」はいずれ破綻すると見て間違いないだろう。

 

じゃあどうすればいいか。

そんなことは開発陣も死ぬほど頭を使って考えているはずなので、こんなんでもいいんじゃないかなーっていうメモを残して、この稿を終わりにしようと思う。

 


案1)

完全なワイルドをなくし、制御できるサイズの「選択的ワイルドフォーマット」を、年度ごとに入れ替える。

ワイルドのサイズが決まっていないから問題になるので、年度ごとに「今年のワイルドはこれだよ」っていうのを定めるという案。

  • 今年の4月に新しいスタンダードになります
  • ワイルドは【ナクスラーマス】【旧神】【仁義なきガジェッツァン】+「新しいスタンダードのカード全部」です

みたいなことね。

こないだもこんな↑喧嘩やってたので、多分運営も探ってる方法の1つなんじゃないかと思う。

 


案2)

ワイルドをなくし、クラシックもローテーションさせる。その際、旧カードの再録を行う。所持している旧カードが再録された場合は、そのまま使用可能。

これはmtgでもお馴染みのやつである。基本セットもローテーションさせ、そこに旧カードの再録を入れるやり方だ。

昨今行われている「基本セットやクラシックへのナーフ」は、それらのカードと環境がミスマッチになってきているという意味だと思う。あるタイミングで基本セットから組み立て直した方が、新鮮味も増すし開発もコントロールしやすいんじゃないだろうか。

 

この案を採用する場合の問題点は、旧カードの大半が使えなくなることで、それを魔素などのリソースに変えることができるかどうか。また、プレイヤーに「さらにカードを買え」と言っているようなものなので、カード単価を安くするなどしてそれを緩和できるかどうか。あたりが課題かなー。

ちなみに俺は、年間の投資額が変わらなければ、この案でも歓迎である。

 

 

まとめ。

とにかく「開発コスト=売り上げ」に見合ったサイズの環境をキープさせ続けることが大切だ。って話しだ。

 

で、なぜこんなことを書いたのかというと、基本的に俺はスタンダードだけやってるので、そもそもオマケなはずのワイルドに引っ張られてスタンダードの質を落としてほしくないのよ。

ワイルドが今の状態である限り、デバッグのやりやすい「置きに行ったカードデザイン」や、逆に中途半端な【シャダウォック】みたいなカードを生み出してしまう危険性が大いにあると思う。

いちプレイヤーとしては、その状況だけは避けてもらいたい。

ぜひ開発陣も「健全な遊び心を保てるような」健全な環境構築が続くことを祈るばかりである。

 

んじゃ、またー。 

 

 

【Rastakhan】デッキまとめページ

 

通勤電車内の1時間半、ほとんどハースストーンをやっている。しかしブログを更新する時間はなかった。

 

あけましておめでとう。

Rastakhan's Rumbleになって初めての更新である。

 

流行のデッキはお互いに食いつぶされることが多いので、俺はあくまでも本流ではないデッキを使うように心がけている。珍しいデッキは、相手が正しい対処をできない場合がほとんどだからだ。

などと偉そうに書いてはいるが、つまり変なデッキが好きなだけだ。

 

現環境でも3つほど作ったので、一気にアップしようと思う。

ただしとりあえずデッキだけ上げて、詳細は時間がある時に追記するスタイルにした。時間がないからという言い訳である。

それぞれリンクを貼っておくので暇なときにどうぞ。

 

 

【新年デッキ①】ウルフOTKパラディン

・寸評

 今回の3種では一番勝率が高い。いま一押し。

 DKは入っているが、DKではない変なOTKデッキ。

 こんなデッキ誰も予想しないので、一気にリーサルを決めやすい。

・不利なデッキ

 ドルイドとウォリアー。装甲を溜められると勝ち筋がほとんどなくなる。

・有利なデッキ

 その他のデッキに対しては大体微有利(体感)。

 

 

【新年デッキ②】クエストハッカープリースト

・寸評

 とにかく守って【ケガレた血】で止めを刺す、尖ったデッキ。

・不利なデッキ

 奇数ローグやフェイスハンターなどの、短期間で決着を付けるデッキ。

・有利なデッキ

 メックトゥーンデッキ

 

 

【新年デッキ③】メックトゥーンローグ

・寸評

 ほとんどネタデッキ。

 

【新年デッキ③】メックトゥーンローグ

  

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デッキ概要

ネタデッキ。長所は【段取り】1枚さえあれば【ヒーメット】を使って良いという手軽さかなあ。 

準備として【メックトゥーン】を一回出して殺してから【アンダーテイカー】⇒【段取り】⇒【板渡らせの刑】で勝利する。 

多分対戦途中では、相手もこちらの意図がわからないと思う。が、そういう意味での可能性をこれからも模索していきたい。 

そんなデッキ。 

 

【新年デッキ②】クエストハッカープリースト

  

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デッキ概要

ベネディクトゥス大司教】でデッキを増やし、【魂剥ぐロア・ハッカー】から出る【ケガレた血】で相手のライフを削って勝つデッキである。

新カードの【交霊会】がとても使いやすい。【希望の番人アマラ】を増やすと相手はかなりやる気を削がれるし、相手のミニオンもコピーできるところが【ゴルゴン・ゾーラ】より良い点。

 

待ち伏せのガイスト】や自らバーストさせる手段を使わない限り相手のデッキが枯渇しなくなるため、メックトゥーンデッキへのカウンターとして非常に優秀。

速いデッキには押されて負けるが、除去手段もそれなりにあるのでわりと戦えます。

 

【新年デッキ①】ウルフOTKパラディン

  

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デッキ概要

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【ウルフライダー】をバフしてリーサルを決める。ただそれだけのデッキである。

  

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バフカードは上の4種類。

【力の祝福】2枚と【祝福されし勇者】1枚は、最後に【ウルフライダー】と合わせて10マナで使う。

主なダメージとカードの組み合わせは以下の通り。

 

【ウルフ】+【力の祝福】*2+【祝福されし勇者】⇒18点

【グロウストーン】+【ウルフ】+【力の祝福】*2+【祝福されし勇者】⇒22点

【グロウストーン】*2+【ウルフ】+【力の祝福】*2+【祝福されし勇者】⇒26点

【ヴァラニル】+【グロウストーン】+【ウルフ】+【力の祝福】*2+【祝福されし勇者】⇒30点

【ヴァラニル】+【グロウストーン】*2+【ウルフ】+【力の祝福】*2+【祝福されし勇者】⇒34点

 

展開によっては18点で足りることもあるし、装甲を重ねるタイプのデッキが相手だと34点でも届かない。ドルイドやウォリアーは装甲が厚くなることが多いので、リーサルに届かせるために武器で殴ったり、呪文で減らしていく必要がある。

 

 

デッキのセールスポイント

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【平等】【縮小光線】【熱狂する火霊術師】【聖別】【終末予言者】【報復の怒り】と、かなりのミニオン除去性能を持つこのデッキ。

一番のセールスポイントは「勘違いされやすい」ことである。

 

対戦が始まって【奇数パラディン】や【偶数パラディン】でないことがわかった時、相手はこちらをどんなデッキだと思うか。

ほとんど OTK DK Paladin か Holy Wrath Paladin を予想するだろう。

 

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しかも、こちらの動きは中盤までコントロール寄りで、実際にDKや【トラのロア・シャヴァーラ】も使う。まずほとんどこの2種類のどちらかだと思うよね。まさかいきなり20点以上出すとは思わない。

 

このデッキの長所はそれだ。

その予想外を狙って、一発で仕留めるデッキだ。

 

実際、かなりの確率でOTKは決まる。

知られるまでは存分に楽しめると思うので、ぜひ。

 

 

安定感のあるデッキとは【圧縮DKパラディン】


前回更新から2ヶ月も間が空いてしまった。しかも、もうすぐ次の拡張が発表されるらしいじゃないか。早いよね。

 

いや、やってた。ハースストーンやってた。

ただ、モチベーションが上がるようなデッキに出会わなかったんだ(ここで紹介するようなおもしろデッキができなかったとも言う)。

 

はい。


というわけで、デッキ紹介。

 

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DKパラディンである。

 

 

事のなりゆき

今の環境って、わりとバランスが取れているように見えるじゃない。飛び抜けて強いデッキもないし、それぞれのデッキに対して「明確なカウンターデッキ」が存在してるし。

でもぼんやり「何か勝ちづらいなー」って感じる。

で、そんな時。下のハースストーンエクスプレスさんの記事読んで、すごく納得したわけなんですよ。

 

hs-exp.jp

 

要約すると「対戦が始まった時点で有利不利がはっきりしたデッキの組み合わせが多く、デッキジャンケン化が進んでいる」ってことだ。

具体的に言うと、【断末魔ハンター】やってる時にパラディンと当たったらもう負けた気になるじゃない。こっちが整う前に【奇数パラディン】に殴り負けた記憶が多すぎて、やる前から爆発したくなるよね。

でも、じゃあ【奇数パラディン】を選べば安定するかって言うと、ドルイドと当たったらまあ負けそうな気配が濃厚で憂鬱。性能が良い挑発持ってるし。

 

というように、相性の良い悪いが極端な環境になっていることが問題じゃないかと、記事では言っている。

確かに、不利なデッキと当たっても、ある程度戦えた時代はあった。その頃に比べると、デッキ相性だけでやる気を無くす対戦が多いように感じる(し、実際多くなっているというデータね)。

 

ならば、今選択するべきはどんなデッキなのかと考えたわけだ。

最低でも【ズー】とか【奇数パラディン】とか【奇数ローグ】のような、苛烈な攻撃を防ぐだけの耐久力はほしい。

そして、中期的には【奇数ウォリアー】とか【挑発ドルイド】のような硬い相手を倒しきれるだけのパワーもほしい。

さらに、長期的には【コンボプリースト】とか【マリゴスドルイド】とか【コントロールメイジ】みたいなデッキよりは早く決着を付けたい。

 

うん、無理だね。全てを満たすのは無理。 

でも、全てを満たさなくても、何か良いデッキはないか。より安定感のあるデッキはないか。と考えて、【DKパラディン】を選んでみたのだ。

 

 

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理由は「問答無用で勝てる勝ち筋がある」ことと、「その割にはデッキ切れまで行かなくても良い」こと。

【DKパラディン】はいわゆる「エクゾディアデッキ」と言われる「条件を満たせば勝利が確定する」デッキである。こう言った種類のカードはハースストーンでは【メックトゥーン】と、この【断罪のウーサー・エボンブレード】のみ。

その2つの選択肢から【メックトゥーンデッキ】を選択しなかった理由は、四騎士を揃えることができさえすれれば、大抵のコンボデッキより早く勝利を確定させることができるからだ。この速さは現環境で有利に働くのではと思い、こんな形のDKデッキにたどり着いた。

 

※1  実際は【メックトゥーンデッキ】も数多く作って失敗している。一番愛着があるのは、【電設ロボ】*2で2コストを下げて【ゴブリンの悪ふざけ】で【メックトゥーン】を破壊するデッキだ。最後におまけで付けておきます。

※2  あと、このデッキにたどり着く過程で秘策を中心にしたおもしろデッキもできたので、こちらも最後におまけで。

 

 

おさらい

まず、【DKパラディン】の勝ち筋である「四騎士を揃える手順」についておさらいしておく。そんなものわかってるよ、って人は次の項へどうぞ。

 

1)【断罪のウーサー】を装備する

これは大前提だが、無いと勝てないカードなので、手札からあふれてバーストさせたりしないように。

 

2)プランを立てる

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後攻の場合(もしくは先行でコインを使った場合)はコインがないので、【老練の酒造大師】*2と【ゴルゴン・ゾーラ】で3体の騎士を手札に持っておいてから、3体の騎士を召喚⇒ヒーローパワーの8マナで勝利。

 

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先攻の場合はコインがあるので、上の勝利パターンに加えて【ブラックワルド・ピクシー】を使って1ターン早く勝つことができる。手札に2体騎士がいる時に、2体の騎士を召喚⇒ヒーローパワー⇒【ブラックワルド・ピクシー】⇒【コイン】⇒ヒーローパワーの11マナで勝利確定。

この2パターンを覚えて、早い段階で勝ち筋をイメージしておこう。

 

3)手札に溜める

プランを立てたら、ヒーローパワーで騎士を出し【老練の酒造大師】と【ゴルゴン・ゾーラ】で手札に溜める。この時、どの騎士が出るかはランダムなので、必ず持っていない騎士であることを確認してから手札に入れよう。基本だけど、最初は必ずミスるので注意して。

 

4)勝利の雄叫び

手札が整ったら、プラン通りに四騎士を揃えて勝利しよう。

 

 

圧縮って何?

と、ここまでは一般的な話。

このデッキが普通の【DKパラディン】と違う点は何なのか。それは「ドローでデッキを圧縮する」というコンセプトである。

特徴は以下の2点。

  • 通常の【DKパラディン】よりさらにドローを強化し、四騎士を揃えられるタイミングを早めている
  • ドローを重視すると防御が疎かになりがちだが、【クリスタル学】と【動員】という、デッキ圧縮と防御を兼ねたカードにより欠点を補っている

 

 まずは【クリスタル学】。

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このデッキに入っている「攻撃:1」のミニオンは主に3種類。3マナ挑発のトップに君臨する【タール・クリーパー】と、挑発を増やせる【ストーンヒルの守護者】、そしてパラディン1マナ最強の【有徳の守護者】だ。どれも防御力が優れているので、良く見かけるよね。 

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【クリスタル学】なら、これらをサーチするかの如く一気に持ってこれる。1枚は優秀な挑発を引けるので、防御の意図が明確な時に狙ってプレイできるのが非常に使いやすい。かなり便利。

 

続いて【動員】。

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かつては4コストだったため【偶数パラディン】で猛威を振るったが、5コストに弱体化された最近はめっきり見なくなった。

ただ、このデッキのような「遅めのデッキ」にはまだ活躍の余地があるし、1枚使用するだけで4枚プレイしたのと同じというバリューは健在なので、「デッキの圧縮を進める」というデッキコンセプトにもマッチしている。

(しかもプレイされるミニオンの中に【ブラッドメイジ・サルノス】と【戦利品クレクレ君】が入っていれば、さらにドローを加速させることができる。それらを引く確率は3/9だから、3枚プレイすると期待値は1枚ドロー。つまり【動員】をプレイすることで、平均でデッキを4枚も掘ることができる) 

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このデッキに入っている各カードのドロー枚数を全て足すと、16枚にも及ぶ(【ハリソン・ジョーンズ】は1枚として計算)。半分のデッキ枚数でコンボデッキを組んだと考えると、その速さがわかるだろう。これがこのデッキのストロングポイントというわけだ。

 

 

その他のポイント 

【断罪】をプレイすることができれば、即座に装甲5と生命奪取5を得られるので死ににくくなる。ということは「そこまでどう耐えるか」が重要なポイントになってくる。 

 

まずは、パラディンの全体除去として余りにも有名な【熱狂】+【平等】である。

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現環境には似た用途として【縮小光線】や【報復の怒り】もあるにはあるが、他のカードが使えなくなるので却下した。

【熱狂】⇒【平等】⇒【クリスタル学】⇒【タール・クリーパー】まで使っても9マナなのだ。盤面をクリアしつつ強めの挑発を出せるので、良い時間稼ぎになる。

 

一発で劣勢を覆せるので、【タリム】はやはり外せない。

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6マナで3体のミニオンと交換できるというのはものすごく強いし、【ストーンヒルの守護者】で引ける可能性があるのもいい。

 

地味だが【サルノス】+【聖別】で3点出るのは強い。

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ハンター相手なら【3/3オオカミ】は頻出だし、アップグレードされた【3/3シルバーハンド】や、シャーマンのトーテム類(【マナの潮のトーテム】【炎の舌のトーテム】【原始フィンのトーテム】など)を除去できるのもいい。

体力3以上のミニオンを処理したい場合は、【平等】+【聖別】で「相手のミニオンだけ」一掃できるので、場合によって選択しよう。

 

 

まとめ

【圧縮DKパラディン】は、

  • ドローカードでデッキの回転を速く
  • 同時に防御カードを引くことで相手の攻撃に対処し
  • 時には全体除去を使って展開を遅らせ
  • 相手より早くキーカードを引き
  • 四騎士を揃えて勝利する

デッキである。

今の環境で安定感を求めている方は、ぜひどうぞ。

 

 

 

 

おまけコーナー

※1【メックトゥーンハンター】

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毎回新しいカードが追加されるたびに「ロングレンジのハンター」を作ろうと試すけど、今回も「ハンターには向かない」ということを確認させてくれた素晴らしいデッキ。

 

※2【秘策DKパラディン

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【実験台9号】で5枚ドローが破格。という理由で組んだが、いかんせん1枚しかないカードを当てにするのは安定性に欠けた。方向性は好き。

 

 

んじゃまたー。

 

ドクター・ブームはお母さんだった【奇数メックウォリアー】

 

メカメカ大作戦がリリースされて久しい。

新拡張がリリースされると、しばらくはいろんなデッキを試すのでランクも下がりがちである。

今回も順調にランクを下げ、その対価としてこんなデッキを見つけることができたので、紹介します。

 

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メカメカ一発目のデッキは奇数メックウォリアーである。

もともとは、今回の目玉商品【狂気の天才ドクター・ブーム】を使いたかったのだ。目玉のわりにあまり見ないしさ。

で、メカを中心にカードを眺めてたら、入れたいカードとかメカの強いカードは、ほとんど奇数なんだよね。ウォリアーの新レジェンドは両方奇数だし、【ジリアックス】も奇数。

というわけでこんなデッキになった。いわゆる奇数ウォリアーより尖った作りになっているので、尖ったデッキが好きな人はぜひ。

 

 

新カードを中心に解説

まずは【ドクターブーム】、と行きたいところだが、彼は終盤の起用になるのでコストが低い方から順に進めようと思う。

 

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ニュートラルだが、ほとんどウォリアーのためにあると言っていいカード。

ライフと装甲で差し引き0。しかし【結晶術師】から【シールドスラム】を打つと、2マナで最低5点になる。

奇数デッキなので今回は入れられないが、敵に攻撃されることなく【狂瀾怒涛】が1枚増えるのも見過ごせない点だ。

 

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彼も装甲を増やしてくれるミニオンである。主に【超電磁】を持っているミニオンをくっ付けて、効果を長持ちさせるように使う。

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どれを付けても優秀。

入れてある超電磁の2つは挑発を付与するため、ミニオンがダメージを受けやすくなる。ヒーローパワーと合わせて装甲をガンガン増やして、相手に静かなプレッシャーを与えよう。

装甲は【アレクストラーザ】や【マリゴス】を使ったコンボデッキに強い。相手は装甲を減らそうとしてカードを早めに使うことになり、結果的にこちらが有利になることも多い。

またデッキに入れていないが【ベリリウム・ヌリファイアー】は、ミニオンの効果や全体呪文以外では除去できなくなるため、装甲を増やしたい場面では非常に有効である。

 

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このデッキのインパクトはこのカードにあると言っても過言ではない。

問答無用で3枚出るため、下手したら【ブル・ドーザー】が2体と他のミニオン1体が急襲を持って出てしまうわけである。こんなもん弱いわけがない。

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【ブル・ドーザー】は9マナなので、通常は手札に残っていることが多い。

意図しないミニオンが出てしまうことがこのようなカードの欠点ではあるが、コストの高いカードは必然的に手札に残ることが多いので、あまり気にしなくても9マナ以上の働きはしてくれる。と、前向きに考えよう。

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また、【ブームシップ】は【オメガ・アセンブリ】と強烈なシナジーがあることを覚えておこう。

10マナ時には【オメガ・アセンブリ】で3枚のメカが確定で手に入る。その後【ブームシップ】を使用することで、その3枚を急襲付きで召喚できるのだ。引きにも左右されるが、圧倒的なアドバンテージの可能性を秘めているのでぜひ狙っていただきたいコンボである。

 

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さて、ようやく登場【ブーム】さん。

登場は派手だったが、実はこのカード、やんわりと補助してくれる性格のカードだ。ブームさんは意外とやさしいのである。

まずカードに書いてある「メカが全て急襲を持つ」という効果。これは無いよりあった方がいい。【オメガ・アセンブリ】でメカを増やせるので、そいつらが無条件で急襲を持つのはとてもいいことだよね。

また、入れ替わる5つのヒーローパワーも概ね便利だ。「メカを1体発見する」「3ダメージを与える」「装甲7を獲得する」の3つは汎用性があるので常に使ってもいいレベル。残りの2つはまあ状況次第で。

というように、7マナなだけあって「めちゃくちゃ強い」わけではない。けれど、メカデッキの下支えとして十分な働きをしてくれる、お母さんのようなカードである。

 

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最後にこのカード。新カードではないが、やはりどうしても入れておきたいフェイバリットだ。何せ「ウォリアー以外の武器」にもなるのが強い(というか好き好き大好き)。 

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特にパラディンの武器には相性が良いものが多く、【ヴァラニル】や【ソード・オブ・ジャスティス】は装備できると強い。

 

 

入れ替え候補

【狂気の天才ドクター・ブーム】と【ブームシップ】以外はそれなりにお好みで替えてもいいかもしれない。逆にこの2枚は無いと困る。

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【ジリアックス】は他の超電磁ミニオンや【錆びついたリサイクラー】でもいいかなー。まあ、どうしてもなら【ブームシップ】から【ブル・ドーザー】を出すっていうところさえ押さえておけば、最低限遊べるんじゃなかろうかね。

 

まとめ

ドクター・ブームはメカデッキを支える縁の下の力持ち。

つまり「メックウォリアーのお母さんである」と結論してこの稿を終えたい。

 

 

んじゃまたー。